新規のお客様は来てくれる。でも、なぜか2回目がない。
そんな「あと一歩」の状態が続くと、収入も気持ちも安定しません。
リピーターが付くかどうかは、容姿やトーク力だけで決まるわけではありません。分かれ目になるのは、「この人は私のことを覚えてくれている」と感じてもらえるかどうかです。
この記事では、その感覚を作るための一言を場面別に10選紹介します。なお、ここで紹介する例文は、noteの完全版(50選)とは別の例文です。この記事とnoteを合わせると、合計60選分の言い回しが手に入ります。
この記事の結論
再訪のきっかけは、派手な演出ではなく「歓迎された」「覚えてもらえた」という小さな手応えです。まずは歓迎の一言と、前回の話題に触れる一言。この2種類を手札に持つところから始めましょう。
お客様は「会話の内容」より「扱われ方」を覚えている
何を話したかは忘れても、「自分がどう扱われたか」は意外と長く残ります。
- 久しぶりに来たのに、温かく迎えてもらえた
- 前回ぽろっと話したことを、覚えてもらえていた
- 名前や呼び名を間違えられなかった
こうした体験が積み重なると、お客様の中で「いつもの人」という位置ができます。逆に、毎回はじめましての扱いだと、どれだけ会話が弾んでも位置はできにくいままです。
だからこそ、再会の場面と前回の話題に触れる場面の一言を、最初にそろえておく価値があります。
例文を使うときの小さな工夫
例文は、その場で思いつくための「きっかけ」として持っておくのがおすすめです。使うときに意識したいのは、次の3点です。
- 短く言う:一言が長いと、営業っぽく聞こえてしまいます
- 具体名を入れる:店の名前、地名、趣味の名前など、固有名詞が1つあると「覚えている」が伝わります
- 相手の反応を見る:触れてほしくなさそうな話題は、その場で深追いしないことも大事です
あわせて、会話のあとにメモを残す習慣も効きます。詳しい残し方(3行メモ)はnoteの特典で実例つきで紹介しているので、ここでは「次回の一言はメモから作る」とだけ覚えておいてください。
場面1|久しぶりのお客様への、歓迎の一言(5選)
1. 「待っていた」が伝わる歓迎
「○○さん、待ってました! 今日は来てくれる気がしてたんです」
予感の形にすると、重くならずに「待っていた」が伝わります。
2. 話題から思い出していた型
「お久しぶりです! この前△△のニュースを見て、○○さんのこと思い出してたんですよ」
お客様の好きな話題と結びつけると、来ていない間のことも伝わります。
3. 教えてもらったことへの報告型
「お久しぶりです! 前に教えてくれた△△、あれから私も試してみたんです」
自分の行動の報告が入ると、双方向の会話として再開できます。
4. ペースを相手に委ねる型
「来てくれてありがとうございます。今日は○○さんのペースで、のんびりいきましょうね」
急かさない宣言は、久しぶりの緊張をほどくのに向いています。
5. 印象に残っていたことを伝える型
「またお会いできましたね。この前のお話の雰囲気が、ずっと印象に残ってたんです」
具体的な内容でなく「雰囲気」に触れる形は、どんな相手にも使いやすい型です。
場面2|前回の話題に触れる一言(5選)
6. 取り組みの途中経過を聞く
「前に話してた資格の勉強、その後進んでますか? こっそり応援してるんです」
「途中経過を聞く」形は、努力している話題と相性がいい聞き方です。
7. 生活の変化に触れる
「この前言ってた引っ越し、もう落ち着きました? 新しいお部屋、どんな感じですか」
生活の節目に触れると、「前回の続きから話せる」関係になります。
8. 予定していた楽しみを聞く
「△△の試合(ライブ)、結局行けたんですか? 感想、聞かせてください」
相手の楽しみだった予定は、結果を聞くだけで会話が広がりやすい話題です。
9. 季節の話題と結びつける
「○○さん、この前話してた地元のイベント、今年も行くんですか?」
季節の行事は、前回の話題と今の季節をつなぐ橋渡しになります。
10. 体調や頑張りをねぎらう
「ダイエット中って言ってましたけど、無理はしてないですか? たまの息抜きも大事ですよ」
頑張っていることへのねぎらいは、短くても印象に残ります。
noteの完全版では、別の50選+特典5本が読めます
この記事の10選は、noteとは重ならない別の例文です。noteの完全版(50選)では、会話の終わりに次回へつなげる一言、誕生日・記念日・季節の挨拶、足が遠のいたお客様への再訪メッセージ、短文で使える相づちまで、場面を広げて紹介しています。さらに特典として、場面別の早見表、送ってはいけないNGメッセージと直し方(7件)、会話後の「3行メモ」実例集(5人分)など5本つき。有料部分だけで約5,000字、記事全体で約7,000字のボリュームです。
まとめ|今日の一言が、次の予約になる
リピーター作りは、一度に全部を変える作業ではありません。
久しぶりのお客様には歓迎の一言を、常連さんには前回の話題に触れる一言を。場面ごとに1つずつ、使える型を増やしていけば十分です。
この記事の10選とnoteの50選は中身が違うので、合わせて手札にしておくと、場面ごとの言い回しに困りにくくなります。
あわせて、会話の途中で言葉に詰まるときは会話が続かないときの対処法と切り返し例10選、初対面の入り口では初対面で何を話す?最初の一言と会話を続けるコツも参考にしてください。


